症例92「ラーメンによる小児のやけど」

2再女児。8月3日にラーメンをこぼして左腕と左胸をやけどしました。近くの皮膚科で消毒用のイソジンとバラマイシン軟膏の処方を受け、8月4日に当院を受診されました。

8月4日の左胸部。

水疱形成のない朝2度熱傷です。表皮は熱でやられています。

ワセリンを塗ったプラスモイストで被覆しました。

8月4日の左腕。

水疱を皮膚科で破ったとのことです。おそらく浅い2度熱傷と思われます。

ワセリンを塗ったプラスモイストで被覆しました。

8ガウ5日の左胸部。

あまり変化はありません。今後色の変わった表皮が少しずつ剥がれていきます。

8月5日の左腕。

水疱が残っている部分をやぶきました。本当は水疱膜を除去したかったのですが怖がるので深追いしませんでした。

8月7日の左胸部。

水疱膜が自然の取れています。浅い2度で確定です。

8月7日の左腕。

水疱膜はまだ残っていますが発赤などなく自然に取れるのを待ちます。

8月10日の胸部。

治癒しています。

8月10日の左腕。

入浴により水疱膜が取れました。中央部以外は上皮化しています。

8月12日の胸部。

しっかりした皮膚になっており問題ありません。

8月12日の左腕。

すべて上皮化して治癒していますがまだ薄い皮膚なので数日はプラスモイストで保護してもらいます。

いまだに傷ややけどをイソジンで消毒しようとする医師がいますが、痛みがある上に治りが悪くなり良いことはありません。抗生物質の外用薬を好む医師もいますが、ほぼ無意味で耐性菌を誘導するばかりです。