43歳女性。10月21日に溶けたキャラメルが右足の甲にかかってやけどされました。冷やしてキズパワーパッドをはっていましたが水ぶくれrが破れたため皮膚科を受診。ゲーベンクリームを塗るように指示されました。指示に従った所痛みが強くなり、感染を心配して受診されました。
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10月28日初診時。
右足の甲に2×1cmくらいの深い火傷がありました。 |
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10月28日の拡大写真。
白いゲーベンクリームが塗ってあり、やけどの周りが少し赤くなっています。足の甲全体がむくんていました。
ゲーベンを洗い流し、プラスモイストをあてました。発赤はゲーベンによる反応性の発赤の可能性が高いと思われましたが、一応L-ケフレックスという抗生剤を投与しました。 |
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10月31日。
痛みとむくみはなくなったそうです。
発赤も無くなり、白い壊死組織も溶け始めていて間からピンク色の点状の肉芽が見え始めています。処置継続です。と言っても毎日ぬるま湯で流してプラスモイストを当てるだけです。 |
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11月17日。
歩いていると痛くなることがある他は問題なし。
やけどは収縮傾向ですが、まだ肉芽で埋まっていません。処置継続です。 |
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11月30日。
痛みはなくなったそうです。肉芽でだいぶ埋まって浅くなっています。 |
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1月10日。
良くなったか見てほしいと受診。
治癒していました。まだ薄い皮膚なのでもうしばらく保護するようにしてもらいます。色素沈着認めるためシナールを処方しました。 |
水よりも高温になる油やキャラメルなどは深い火傷になりやすいです。ゲーベンを処方されたのもお気の毒でした。
3度の深い火傷は小さくても治るのに時間がかかりますが、湿潤治療でしたら自宅で手軽な処置を気長にやれば治ります。
つかもと内科 院長
平成5年鹿児島大学卒業
総合内科専門医、腎臓専門医、透析専門医