2019年8月発行ニュースレター第26号「大人もかかる手足口病」

その名の通り、手のひらや足の裏、口の中に小さな水ぶくれができて発熱する手足口病(てあしくちびょう)が流行しています。毎年夏に流行が見られますが、今年はかなり患者さんが多いようです。患者さんの大多数は4歳以下のお子さんですが、大人もかかるので注意が必要です。

今回は意外とよく知られていない手足口病の症状や注意点をまとめました。


手足口病はどんな病気?

ウイルスが原因の感染症です。子供のうちにかかって免疫ができるので大人はかかりにくいのですが、原因になるウイルスは数種類あるのでかかったことがないタイプのウイルスによる手足口病には大人もかかります。夏に流行しやすいですが、冬にも小流行があります。

感染して3~5日後に手のひら・足の裏・口の中に2~3mmの小さな水ぶくれができます。発熱は3割位の人に起こりますが、高い熱は比較的まれで、でても長くは続きません。通常3~7日で治る病気です。

治療は?

インフルエンザのように直接効く薬はありません。発熱・頭痛・口の中の痛みなどに対症療法を行います。

学校感染症第3種に指定されていますので、発熱や口の中の発疹がある間は出席停止になります。

予防法は?

ワクチンはありません。症状がある間はつばなどの飛沫で感染します。症状がなくなってからも2~4週間は便にウイルスが混じっていますので、トイレ後の手洗いをしっかり行いましょう。

注意すべきこと

髄膜炎や脳炎を起こすことがあります。高熱が出る、発熱が2日以上続く、強い頭痛がある、ぐったりしている、などの症状がある時は要注意です。

PDF版はこちら→第26号201908