2015年8月発行ニュースレター第2号「食中毒に気をつけましょう」
夏場は細菌による食中毒が多くなります。高温多湿な環境と、人側の抵抗力の低下が原因です。
細菌が腸内で増えて起こる「感染型」と、細菌が食べ物の中で作った毒素で起こる「毒素型」があります。
症状は腹痛、嘔吐、下痢、発熱などです。原因の菌によって症状の重さに違いがあります。サルモネラ菌などは症状が強いです。
予防法
菌をつけない
調理前や食事前に手を洗いましょう。
生で食べる野菜などを先に調理し、肉や魚は後から調理しましょう。
まな板は表と裏で肉・魚と野菜を使い分けましょう。
菌を増やさない
食材は10℃以下で保存しましょう。
加熱した後常温で放置しないようにしましょう。
菌を殺す
十分に加熱しましょう。75℃以上で1分が目安です。 一部の菌や毒素は熱に強いので過信は禁物です。
つかもと内科 院長
平成5年鹿児島大学卒業
総合内科専門医、腎臓専門医、透析専門医