夜寝るときに、なんとも言えない足の違和感がありませんか?
立ったり歩いたりしているときは気にならず、じっと横になったときや静かに座っているときに足のムズムズする感じやだるい感じがして、マッサージをしない と眠れなかったりする病気があります。その名も「むずむず脚症候群」。あまり知られていませんが、意外と悩んでいる方が多い病気です。「もしかしたら…」 と思ったらぜひご相談ください。

症状

夜寝るときに、ふくらはぎがムズムズしたりだるい感じがしたりします。足がピクピクと動くのも症状のひとつです。ひどくなると痛みを感じたり、虫がはって いるような感覚がする場合もあります。足を動かしたりマッサージをしたりすると症状が軽くなりますが、そのため一晩中足を動かして眠れなくなったりしま す。昼間歩いているときなどはほとんど症状がなくなるのも特徴です。

原因

むくみのせいと思っている患者さんが多いですが関連はありません。高齢の方に多い病気です。
鉄が足りないことで起きていることがあり、妊娠中の女性にもよく見られます。また、子供にも起きることがあり、「落ち着きがない」「成長痛」で片付けられていることがあり注意が必要です。
その他、腎不全や甲状腺疾患、ヘルニアや糖尿病による神経障害などでも起こりますが、正確な原因は不明です。

治療

まず鉄欠乏がないか調べて、欠乏していれば鉄剤を内服します。ビタミンを併用する場合もあります。
鉄欠乏がない場合や、鉄を補充しても効果が弱い場合は適応のある3種類の薬から合いそうなものを試していきます。痛み止めや睡眠薬も補助的な効果があります。
激しい運動は逆効果ですが、ウォーキング等の軽い運動は効果があります。
アルコールやカフェインは症状を悪化させるので避けないといけません。

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