症例14:幼児の両手のひらのやけど
1歳女児。4月14日朝ストーブの天板で両手のひらをやけど。病院で処置を受けた後、湿潤治療を希望されて受診されました。初診時は例によってガーゼと包 帯でぐるぐる巻きの「ドラえもんの手」状態でした。14日はまだ痛くて怖がっている状態でしたのでプラスモイストミトンにして翌日から処置を開始しまし た。
1歳になったばかりのお子さんの手のひらのやけどで、特に右手のやけどは拘縮を心配しましたが、幸い起こらずに治癒しました。
こ のお子さんも最初の3回位は処置のときに泣いていましたが、痛くないことをわかってもらえたようで、ニコニコと受診してもらえるようになりました。やけど で痛い思いをして、手が使えなくて嫌な思いをしているので、せめて処置は痛くないようにしてあげたいものです。湿潤治療なら、来るときニコニコ、処置中も ニコニコ、帰りもニコニコで終わります。
つかもと内科 院長
平成5年鹿児島大学卒業
総合内科専門医、腎臓専門医、透析専門医