症例19:幼児の足のすり傷
1歳の男の子。6月18日に父親とソリに乗っていて右足を擦りむきました。姉が以前に怪我をしたときにプラスモイストで治療していたので、同じように洗ってプラスモイストをはったそうです。当日夜に38度の発熱がありましたが、受診時は熱はありませんでした。
以前に湿潤治療のご経験のある親御さんでしたので、クリニックでしたのは傷の状態の確認をする程度でした。親御さんの適切な処置で痛みなく、きれいに治りました。
フィブリン膜で検索してこられる方が結構いらっしゃるようです。感染を起こして痛みや赤みがあるようなら取ったほうが良いですが、どうもなければ無理にはがさなくても傷が治れば自然に取れていきます。
つかもと内科 院長
平成5年鹿児島大学卒業
総合内科専門医、腎臓専門医、透析専門医