症例34:乳児の手首と膝のやけど

7ヶ月の男児。2月1日にカップ麺のお湯をこぼし左手首と左膝をやけどしました。他院で白い軟膏を塗ってガーゼで治療していましたが、湿潤治療を希望されて2月8日受診されました。

  

2月8日の左手首。

幸い関節の部分はやけどしておらず機能障害は起きにくい状態でした。

破れた水疱膜がクシャクシャになった状態で残っていましたので除去しました。

除去したあと。

それぞれのやけどの周辺は皮膚がはっています。真ん中の方ははもうしばらくかかりそうです。

左膝。

内側は水疱膜がそのままになっていました。感染を起こしたり治りが悪かったりの原因になりがちなので除去します。

除去後。

手首も膝も張り付きにくいようにワセリン付きのプラスモイストで覆います。

痛がらなければ入浴可で、自宅で毎日ぬるま湯で流して付け替えをしていただきます。

2月10日の手首。

入浴もできて、処置も上手にされていました。

真ん中もかなり良くなってきています。

 

2月10日の膝。

かなり治っています。

2月15日の手首。

中心の5mmほどを残して上皮化しています。

2月15日の膝。

すっかり治っています。

手首も膝も後数日プラスモイストを継続し、その後は2週間ほどワセリンで保護するようにお願いして治療終了としました。

つかまり立ちには少し早い月齢でしたが、このくらいからしばらくのお子さんはテーブルの上のお茶やカップ麺をひっくり返してのやけどが非常に多くなります。「まさかこんな所まで」というところまで手が伸びますのでお気をつけてください。炊飯器の湯気や電気ポットなども非常に危険です。