症例36:小児の手首のやけど

 

3歳男児。3月11日にホットプレートで右手首をやけどし、近くの皮膚科でアクアチム軟膏を処方されつけていたそうです。

3月14日初診時。浅い2度の火傷と思われました。

水疱膜が残ったままになっています。感染源になりますし、取ったほうが早く治るのですが、本人の処置への不安が強く、ぬるま湯での洗浄をしてワセリン付きのプラスモイストを当てるだけにしました。

自宅でも同じ処置をしていただきました。

3月17日。

水疱膜は自然に取れて上皮化してきています。同じ処置を継続します。

茶色い部分は日焼け跡のような感じで浅いやけどで薄く皮が剥けかけているところです。自然に取れます。

3月24日。

すっかり治っていました。もうしばらくワセリンを塗って保護していただきます。

浅い2度の火傷は処置が良ければ痛みも少なく7~14日で治ります。