世の中にはいろいろな種類のサプリメントがありますが、当院ではプロテインこそ最高のサプリメントとおすすめしています。次に重要なのが女性や子供さんへの鉄のサプリです。薬ではなく、必要な栄養を満たして元気になれればそれに越したことはないからです。では、タンパク質を十分とって鉄サプリも必要なだけ飲んでいる、そういう方の次の一手は何でしょうか。日本では馴染みのない「ナイアシン」こそが重要になります。


ナイアシンって何?

ナイアシンはビタミンB3とも呼ばれる物質です。エネルギー代謝を始めとした体内の化学反応に必要不可欠で、体内で作られますが非常に効率が悪く欠乏しやすい物質です。高度に不足するとペラグラと呼ばれる精神異常・皮膚炎・下痢を呈する病気になります。アメリカでは食品にナイアシンの添加が義務付けられるまでペラグラが頻発していました。ちなみにアメリカでは食品への鉄の添加も義務付けられています。さすがですね。

どういう人が飲むべき?

メンタルの不調に効果があり、広島の藤川徳美医師は統合失調症・躁うつ病・うつ病・発達障害などにナイアシンを活用して治療効果を上げています。コレステロールなど脂質の異常にも効果があり処方薬になっています。

近年話題になっているアンチエイジングサプリNMN(ナイアシンモノヌクレオチド)は非常に高価ですが、実は安価なナイアシンを飲んでいれば体内で変換して作られます。体内のナイアシン類の量は加齢とともに急速に減る事がわかっており、補充がDNAの修復などに働いて老化の予防になるとされているのです。

副作用とかは?

ナイアシンサプリにはナイアシンそのものとナイアシンアミドの2種類があります。ナイアシンは量を多く飲むとナイアシンフラッシュというかゆみの弱いじんま疹のような発赤が全身に出ることがあります。ナイアシンアミドではフラッシュは起きませんが、脂質への作用がなく、精神への効果が出るのもゆっくりです。どちらも量が多くなると吐気を起こすことがあります。また、ナイアシンで血糖が高くなることがまれにあります。

自己判断で使うのが結構難しいサプリになりますので、試してみたい方は院長にご相談ください。

PDF版はこちら→第37号202106ナイアシン